任意売却の相談はどこにすればよい?相談先と相談内容について解説!

公開日:2023/01/15  最終更新日:2022/11/08


まずは残りのローンの返済が難しくなってきたときに、金融機関に相談するようにしましょう。ローンの返済が厳しいことを伝えると、ローンの返済計画を見直してくれます。安易に任意売却を考えるのではなく、まずは相談してみましょう。相談先と相談内容については、今回の記事を参考にしてください。

任意売却の相談ができるところ

まずは金融機関に相談して、ローン返済の計画を見直してもらいましょう。

借入先の金融機関

まずはこちらに相談するようにします。残りのローンの返済計画の見直しに対応してくれるからです。金融機関は、顧客に残ったローンを返済してもらう方法を提案してくれるので、任意売却ありきで考えるのではなく手順を踏んでいきましょう。相談した結果、どうしても残りのローンの返済が難しいようであれば、任意売却を視野に入れて準備しましょう。

不動産会社

サポートを受ける必要があるのでこちらに相談します。ローン残高の確認、打ち合わせ、物件の引き渡しなどで密に連携する必要があります。あまり知識がない人や無料で相談に乗ってほしい人におすすめです。

弁護士または司法書士

住宅ローン以外に借財を抱えている人は、弁護士または司法書士に相談してください。債務整理を検討している人は積極的に相談しましょう。このようにすることで、任意売却もスムーズに進むことになります。法律の知識があることに加え、残りのローンの返済計画の交渉もできます。

また、社会的地位が高いので、債権者からの同意を得やすいというメリットがあります。しかし、不動産の取引は専門外なのでできません。すべての業務を依頼できるわけではないことを理解しておきましょう。弁護士または司法書士は、住宅ローン以外に借財を抱えている人以外にも、相談料を支払える人や債務整理も同時に行いたい人におすすめです。

任意売却の相談をするタイミング

任意売却の相談をするタイミングはいつなのでしょうか?結論から申し上げると、できるだけ早く相談するのがよいでしょう。具体的にはローンの返済を継続するのが難しくなったときです。近い将来、ローンの支払いが難しくなりそうだと思ったときに、相談するようにしましょう。

できるだけ早く相談することで、準備のための時間の余裕を確保できます。その理由は、売却がスムーズに進行するかどうか分からないからです。販売促進活動を開始してすぐに買主が見つかればよいですが、そうとも限りません。一般的に1~3月と10月は不動産の売れ行きは好調ですが、それ以外の時期は厳しいものがあります。

任意売却の相談先を選ぶポイント

5つのポイントを紹介します。

任意売却の実績が豊富か

実績数を確認しましょう。定量的に教えてもらうことで比較や検討ができます。色々な知識やネットワークがあるほうが、ひとつのやり方に固執しないので柔軟に対応できます。

弁護士や司法書士と連携しているか

任意売却後も生活を続けていかなくてはいけません。そのために必要な資金繰りについてサポートしてくれるのは、不動産会社ではありません。残りのローンをどのように支払っていくのかを相談できる専門家をすぐに紹介してくれるところを選択しましょう。

専門性があり経験が豊富か

自宅からのアクセスがよいからという理由だけで選択しないようにしましょう。解決できなければ、それまでの苦労や費用が無駄になるからです。ただし、あまりにも遠方であれば、通う時間や距離が負担になってしまいます。そこはよく考えるようにしましょう。

電話やメールでの対応が丁寧か

丁寧に対応してくれる不動産会社を選択しましょう。メールの返信が遅い場合や電話での対応がマニュアル通りである場合は、あまりよくない可能性があります。顧客を大切にしていないと思われるような言動をしているのは要注意です。

サポートを引き続き受けられるか

任意売却後は、現在の住まいから引っ越しする必要があります。引っ越し費用は自分で負担しなければいけません。低価格で作業してくれる業者を紹介してくれるサービスがあると安心です。

任意売却をする上で相談すべきこと

何となく分かっているつもりではいけません。細かいところまで相談するようにしましょう。

本当に任意売却をするべきなのか

残りのローンの支払い方法を見直すだけで問題が解決することがあります。あくまで最終手段としてとらえておくようにしましょう。やはり、個人の信用情報に傷が付いてしまうので、できるだけ避けたほうがよいです。

どのような流れで進行するのか

不動産の価格査定、残りのローンの返済計画の策定、物件の引き渡しなどの業務の流れを知っておきましょう。今はどの段階のことに取り組んでいるのかを知れるだけでも焦る気持ちを抑えられるからです。

引っ越し時期と費用

費用は売却した後の利益から捻出できそうなのか、引っ越し時期はいつになるのかなどを確認しておきます。すぐに退去してほしいといわれる可能性があるので、荷物整理などは逐次行っておきます。

まとめ

個人の信用情報に傷が付くことになるので、今後の生活で不自由な思いをしてしまうかもしれません。車のローンが組めないことやクレジットカードを作成できない可能性もあります。あくまで最終手段としてとらえておきますが、どうしても任意売却が必要なときは、実績が豊富で信頼できる相談先に相談するようにしましょう。詳細はインターネットなどで調べてみてください。

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